サガリバナ

東南アジアから太平洋諸島の熱帯・亜熱帯の湿地に分布し、日本では南西諸島(奄美大島以南)に自生する。   沖縄では、早朝サガリバナツアーも企画されている。

マングローブの構成種でマングローブ林の最も上流側や川沿いの湿地に生育する。   果実は鶏卵ほどの大きさで、角張った長い楕円形で、軽い繊維質の皮をもち、水散布を行う。   この果実はサポニンであるバリゲニンを含有し、魚毒性を示す。

高さ5 m以上になる小高木で、葉は長卵形で長さ20 cm以上にもなる。

長さ30 cmから50 cmの総状花序を下垂し、15から20の花をつける。  サガリバナの名はこの外観に由来する。   花は白色の4弁花で、横向きに着き、直径3 cm程度である。   水生植物室には同属のゴバンノアシ(碁盤の脚)もあるが、これは上向きに花を咲かせる。   サガリバナの花は一夜しか咲かず、9時くらいに全開となり芳香を放つが、翌朝には花弁と雄しべがポタリと落ちてしまう。

東山動植物園では、2015年05月18日に地植えのものが、2015年05月23日に鉢植えのものが、初開花した。   通常、花序の基部の方から開花するが、今回は2株ともランダムに開花していた。

湿った場所で、フジのように下向きに垂れ下がる花を咲かせるので、サワフジ(沢藤)とも呼ばれる。   また、モウカバナ(舞香花)の別名もある。

分 類: サガリバナ科サガリバナ属
学 名: Barringtonia racemosa (L.) Spreng.
和 名: サガリバナ
英 名: ---
原 産: 奄美大島や沖縄等の南日本、東南アジアの熱帯・亜熱帯地域
生活型: 常緑高木
RDB : ---
植栽場所:水生植物室
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