ヒョウタンカズラ (アルソミトラ・マクロカルパ)
東山植物園では2011年7月に始めて開花し、今年(2013)で3年連続開花している。
ヒョウタンカズラは伸びたつるの先に、数個の1から2 cm位の花を咲かせる。  淡黄緑色の萼からクリームイエローのしっかりした花弁を出す。  東山植物園のヒョウタンカズラの花は3対のメシベのみを持っているため、雌株ではないかと思われる。
アジアの熱帯雨林に生えるつる植物で、他の高い樹木に絡みつき、よじ登る。
実はひょうたんのようにくびれておらず丸く、直径は20 cmを超える。  これをとらえ、種小名はlarge-fruitedを意味するLatin語Macrocarpaに由来する。
この実には400程度の翼果が詰まっており、それぞれの翼端を螺旋状に重ねながら三列に並んでいる。  種子本体は、長径3 cm、短径2 cmほどの扁平な楕円形であるが、その周囲に大きな薄膜状の翼を持ち、幅は12から15 cmに達する。  また、この種子は非常に軽く、翼の部分を含めても0.2 g程度である。
実が熟すと下部が割れ、種子が順次放出される。  残った殻はヘルメットのような形となる。  放出される種子の形状は滑空するのに適しており、種子がグライダーのように空中を飛び、遠くへ運ばれていく。  さらに、種子の形状にはバラツキがあるので、それぞれの到達距離は異なり、種子は広範囲に散布される。
オーストリアの設計者イゴ・エトリッヒ(Igo Etrich)は、この種子の形状を解析し人が乗ることの出来る無尾翼グライダーを作った。  その後、エンジンが搭載され、尾翼と胴体が追加され、オーストリアやドイツなどでつくられた初期の航空機となった。
分 類: ウリ科アルソミトラ属 (マクロザノニア属)
学 名: Alsomitra macrocarpa (Blume) M.Roem.
和 名: ヒョウタンカズラ(ハネフクベ)
英 名: ---
原 産: マレーシア、インドネシア
生活型: ---
RDB : ---
植栽場所:ハワイアンハウス
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