ヒスイカズラ
ヒスイカズラはフィリピンの限られた熱帯降雨林にのみ自生しているが、 熱帯雨林の減少など、環境の悪化により絶滅が危惧されている。
自生地では、蔓は長さが20 m以上になり、春から初夏にかけて、長さ1から1.5 mにもなる 総状花序を垂れ下げ多数の花を付ける。  つぼみの間は明るい涼しげな緑であるが、 開花後徐々に青みがかり、その翡翠色は深みをましてゆく。  さらに、成熟するに従い、花は丸みを帯び紫がかっていく。
マメ科の多くの花は、花びらは5枚で、上方に大きくよく目立つ旗弁[flag]が1枚あり、 二枚貝のように合わさった2枚の竜骨弁(舟弁)[keel]を2枚の翼弁[wing]が下から受けるように挟んでいる。  昆虫や鳥など花粉媒介者が蜜を吸うために翼弁に乗ると、翼弁と竜骨弁が押し下げられ、葯と柱頭が露出して、受粉が可能となる。  ヒスイカズラも同様の構造を持ち、花粉媒介者は自然界では主にオオコウモリである。  受粉すると莢にマメひとつのソラマメのような大きな緑色の実を付け、直径15 cm位まで大きくなり、重さは約1.5kgにもなるそうだ。
晩秋から年始にかけてハワイアン室では、形態はよく似ているがヒスイカズラとは花色が対照的で炎のような朱色の ムクナ・ベネッティ が総状花序を垂れ下げる。
分 類: マメ科ストロンギロドン属
学 名: Strongylodon macrobotrys A. Gray
和 名: ヒスイカズラ (翡翠葛)
英 名: Jade vine, Emerald creeper
原 産: フィリピン ルソン島
生活型: 常緑蔓性木本
RDB : ---
植栽場所: 中央ヤシ室
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