フウセントウワタ
南アフリカ原産の帰化植物で、樹高は1から2 mとなる。
葉腋に垂れ下がり気味の散形花序を付け、10個程度の白い花を咲かせる。  白いつぼみが開花すると、花弁をうしろに反らせ、淡ムラサキの副花冠を強調したガガイモ科特有の花姿を見せる。  花の中心には先端が5角形の蕊柱があり、各辺に葯が張り付いている。  葯を挟んでその外側には、 副花冠がロート状になって付きミツを貯めている。
花もさることながら、この植物はなんと言ってもハリセンボンのように膨らみトゲの生えた実がユニークである。  このトゲは触れても刺さることはない。  この実はさく果で、成熟すると乾燥し薄茶色になって自然にはじけ、 中の黒い種子が白い絹糸のような冠毛をつけて飛び出す。  この美しい冠毛を見ていると、 子孫を抱いてどこまでも飛んでいきそうな気がしてくる。  生け花では、この緑の実が色がきれいで、質感が面白く、 その素材として使われている。
この植物は白い樹液を浸出するが、これには強い角膜毒性がある。  この樹液が直接目に入る事はあまりないだろうが、この樹液が付いた手でまぶたに触れないよう注意することも必要である。  この樹液で障害を起こすと、角膜に浮腫が起こり混濁し見えにくくなり、結膜充血も起こし痛みが出る。  通常ステロイド剤の点眼により治癒する。
分 類: ガガイモ科フウセントウワタ属
学 名: Gomphocarpus fruticosus
和 名: フウセントウワタ (風船唐綿)
英 名: Cotton bush
原 産: 南アフリカ
生活型: 常緑低木
RDB : ---
植栽場所: サガロ温室
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