アデニウム・オベスム
緑色の挺幹(caudex)から蔓状の枝を出すCaudiciform植物である。
挺幹を形成するのは実生から成長したものであり、挿し木や取り木など栄養繁殖で殖やした株は茎が肥厚して柔らかい感じに太くなるが、基部が膨らむことはない。
東アフリカのケニア・タンザニアからジンバブエに分布している。
乾燥した土地に生え、高さは2 m程度になるが、自生地では5 mにもなることもある。
短い枝を多く出す。 葉は長さ約10 cm程度で、枝先近くにかたまって互生し、乾燥期には脱落する。
花も2から10個集まって枝先に付き、順次咲く。
多くのキョウチクトウ科の植物同様、アデニウム属の樹液はアルカロイドを含み有毒である。
注)
挺幹: 幹の基部付近が水を蓄えるため肥大した形態を言う。
分 類: | キョウチクトウ科アデニウム属 |
学 名: | Adenium obesum |
和 名: | --- |
英 名: | Desert rose |
原 産: | 熱帯アフリカ |
生活型: | 多年性多肉植物 |
RDB : | --- |
植栽場所: | 多肉植物室 |