ジュズサンゴ (Rivina humilis)
Rivina tinctoria,   Rivina humilis var. aurantiaca
ジュズサンゴはオクラホマを北限とした米国南部を原産地とする。  直立性で50 - 100 cmになり、茎の基部が木質化することがある。  明治後期に他の植物に伴って小笠原群島に入ってきた帰化植物である。
花は径3 mm程度と小さく、白ないし淡いピンクで、しばしば実も同時に付く。  花には、花弁はなく、萼片が花弁のように見える。  ともすると一つ一つの花は見ずじまいとなるが、写真では、透き通るように白い花の中には、4本のおしべと、ふくらみ始めためしべが見られる。  実は始め白色で、真っ赤に熟し5 mm程度となる。  輝く珊瑚玉のような実が連なる様子からジュズサンゴと呼ばれる。
東山植物園では、Rivina属のものは、ジュズサンゴ( Rivina humilis )の外に、そのヴァリエーションないしは近縁種である Rivina humilis var. aurantiaca および Rivina tinctoria が植えられている。  Rivina humilis (ジュズサンゴ)は実が赤色で葉の表面は無毛であるが、 Rivina humilis var. aurantiaca は実がオレンジ色であり葉の表面に毛を生じている。  Rivina tinctoria は実は赤色であるが葉の表面に毛を生じている。
ジュズサンゴの果実は、ベタレイン系色素を含んでいる。  ベタレインはアントシアニンとは共存せずナデシコ科、イソマツ科、ザクロソウ科を除くナデシコ目の植物にのみ存在する。  ベタレインはその構造上、赤紫色のベタシアニンと黄色のベタキサンチンに分類される。  赤や橙色のベタレインは存在しないが、両者の混在により赤や橙色に発色する。
分 類: ヤマゴボウ科リヴィナ属
学 名: Rivina humilis
和 名: ジュズサンゴ (数珠珊瑚)
英 名: Pigeonberry, Rougeplant
原 産: オクラホマを北限とした米国南部
生活型: 常緑多年草 (亜低木)
RDB : ---
植栽場所:サンギャラリー
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Rivina humilis var. aurantiaca
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Rivina humilis var. aurantiaca
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