カカオノキ
年間平均気温27℃以上で気温の変化が少なく、降雨の多い高温多湿の肥沃地に成育し、7から10 mになる。
枝先に楕円形の大きな葉をたくさんつける。
花は5弁の幹生花でオシベは10本であるが5本は退化して目立たない。  香りはない。   花は通年開花するが、数百に一つしか結実しない。
果実は太い幹に直接付き、長さ20 cm、直径10 cm程度の長楕円形になり、カカオポッドと呼ばれる。   縦溝が明瞭で橙黄色ないし赤茶色に熟す。   中は5列に分かれパルプと呼ばれる甘く白い果肉に包まれ30から40個の種子があり、これがカカオ豆となる。
種子はカカオポッドからパルプとともに取り出して発酵させ、カカオ豆の香りを醸成する。
カカオ豆を炒って種皮を除いて、すりつぶしたものが、カカオペーストである。 カカオペーストは50%程度のカカオ脂(カカオバター)と、ココアパウダーとなる残渣に分けられる。
カカオ脂は、融点が31から35℃(凝固点は45から50℃)で、変質しにくいので座薬や化粧品の基剤に用いられる。   ココアパウダーは、ココアに、カカオペーストはチョコレートの原材料とする。
種子にアルカロイドのプリンアルカロイド、テオブロミン(約3 %)およびカフェイン(約0.08 %)を含む。   これらは中枢興奮、強心、利尿作用を持つ。  種子は血管収縮作用を有するチラミンやニッケルも含む。
属名Theobromaはギリシア語theo(神の)とbroma(食べ物)より成る。
分 類: アオギリ科カカオノキ属
学 名: Theobroma cacao'Flore Pleno'
和 名: カカオノキ
英 名: Cacao
原 産: 熱帯アメリカ
生活型: 常緑小高木
RDB : ---
植栽場所:サンギャラリー
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京都府立植物園 (熱帯有用作物室)