トウワタ
地下に長い塊茎を這わせ、緑色の茎は直立し、60から100 cmとなる。  成長すると茎は基部より木化して黄褐色となる。
花は散形花序を成し、葉腋から長い花柄を出しその先に5から10の花を付ける。  つぼみは赤い球状で、開花すると花弁を後ろにまで反らせ、黄色い副花冠を強調したガガイモ科特有の花姿となる。  雄しべの花糸は根元で2裂し、外側は副花冠となり、内側は花柱と合着してずい柱を形成する。  副花冠の内側には花粉塊を2つつけた捕捉体がずい柱に付着している。
花後、唐辛子のような実を付ける。  莢は熟すと淡褐色に変化し、やがて裂けて白い冠毛を付けた種子を風に乗せ多数飛ばす。  この綿毛をして海外からきた綿、唐綿と名付けられた様である。  トウワタは天保年間(1830 - 1844)に渡来したが、 江戸時代に海外より入ってきたものは、中国産でなくても、みな唐〜〜と言ったようである。
トウワタは毒草であり、全草に強心配糖体のアスクレピン(カロトロピンのアセチル化物)やカロトロピンなどを含む。  中国では蓮生桂子花と言い消炎剤として用いられ、また、南米では吐根の代用品にするといわれているが、毒性が強く危険である。
トウワタの蜜腺は糞の様な悪臭を持ち、多くの昆虫は寄りつくことはないが、北米産の蝶であるオオカバマダラはトウワタに卵を産み付ける。 孵化した幼虫はトウワタの葉を餌とし育ち、強心配糖体を選択蓄積し成虫になっても持ち続ける。 幼虫は黒に黄色の縞模様を持ち非常に派手であるが、鳥など外敵に狙われることはほとんどない。 鳥はこの幼虫が化学防御をしていることを学習して知っているからである。
分 類: ガガイモ科トウワタ属
学 名: Asclepias curassavica LINN.
和 名: ウワタ (唐綿)
英 名: Milkweed
原 産: 西インド諸島
生活型: 非耐寒性一年草
RDB : ---
植栽場所: サンギャラリー
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