カナダオダマキ (カナダ苧環)

オダマキ(Aquilegia)は、つむいだ麻糸を、中が空洞になるように円く巻きつけた「苧環」に花の形が似ていることより、名付けられた。   多くのキンポウゲ科の植物と同様に、全草にラヌンクリンを含む。   葉や茎が潰されたり折れたりすると、これが分解されプロトアネモニンを生成し、毒性を発現する。   プロトアネモニンは皮膚や粘膜に対すし刺激性が強く、皮膚に触れると、発赤を伴う水疱を形成し、摂取すれば胃腸炎を起こす。   しかし、このプロトアネモニンは不安定で、すぐに変化し無刺激性になるので、乾燥したものではかぶれない。

カナダオダマキはカナダのノバ・スコシア半島からロッキー山脈以東のテキサス州にかけて自生する多年草で、20 cmから70 cmになる。

茎の先端部に長さ2 cmから3 cmの花を下向きに付ける。   花は紅色の萼片5枚、黄色の花弁5枚、花弁よりつきだした雄しべ多数およびさらに伸びた雌しべ5本より成る。   花弁の基部からは距が伸び、萼の後ろに突き出す。   日本原産のミヤマオダマキ(Aquilegia buergeriana var. pumila Huth)と比べ、距は太く、真っ直ぐに長く伸びる。   茎や萼には白色の短毛がある。

分 類: キンポウゲ科オダマキ属
学 名: Aquilegia canadensis L.
和 名: カナダオダマキ (カナダ苧環)
英 名: Wild columbine
原 産: カナダのノバ・スコシア半島からロッキー山脈以東のテキサス州
生活型: 多年草
RDB : ---
植栽場所:アメリカ産植物見本園
kanada-odamaki01 kanada-odamaki02
kanada-odamaki03 kanada-odamaki04
kanada-odamaki05 kanada-odamaki06