ハッカ (薄荷)

東アジアの温帯地方に分布する。   合成メントールが出来るまでは、日本の天然メントールは世界市場の大部分を占めていたため、ニホンハッカ、又は和ハッカとも呼ばれる。

日当たりが良い湿地や小川の縁に生える。  地下茎を四方に伸ばして非常に良く繁殖し、しばしば群生する。   茎は四角柱で柔らかい毛があり、下部から分枝し、高さ50、60 cmにもなる。   葉は十字対生し、狭卵形ないし長楕円形で先が尖り、縁に粗い鋸歯がある。   両面に毛があり、裏面には油点が多い。  草全体、特に花と葉で爽やかな香りを放つ。  葉をかむとハッカの味がする。

8から9月に、上部の葉腋に唇形の花を輪状に多数咲かせる。  花冠は淡紫色で長さ4から5 mmで4裂する。  萼筒は5裂し先は鋭く尖る。

地上部を水蒸気蒸留して得た油を冷却し、固形分を除去した精油がハッカ油で、l - メントールを30 %以上含む。   ハッカ油やl - メントールは清涼剤*または香料として、食品用、生活用品、タバコなど、また医薬品用に用いられる。

* l - メントールにより清涼感が得られるのは、感覚神経の冷たい温度の受容体が活性化されるためであり、唐辛子のカプサイシンにより、感覚神経の熱い温度の受容体が活性化されるのと同様である。

分 類: シソ科ハッカ属
学 名: Mentha arvensis var. piperascens
和 名: ハッカ (薄荷)
英 名: Japanese peppermint
原 産: 東アジア
生活型: 多年草
RDB : ---
植栽場所:也有園
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