サワギキョウ (沢桔梗)
日本、朝鮮半島、中国に分布し、山野の湿った草原などに自生する。
秋の湿地の花の代表格ともいえる花である。 比較的富栄養な環境に生育する。   乾燥には弱く、常に水がある場所に生育する。
宿根ロベリアの1種で、40から100 cmの草丈となる。   太い根茎があり、冬に地上部のみが枯れる。  茎は黄緑色無毛の中空で、分岐せず直立する。
葉は披針形で、細かい鋸歯がある。 葉柄はなく螺旋状に互生する。
茎の先に総状花序を付け、下から上へと順に咲いていく。   花は長さ約3p程度で2唇形である。   花弁は、さらに上唇は2裂し左右に大きく開き、下唇は3裂し、鳥が羽ばたいているかのように見える。   上唇の上ある振り返った鳥の首のようなものは蕊である。  蕊と花弁は離れており、体の大きなマルハナバチが受粉を媒介する。
サワギキョウは雄性先熟(protandry)であり、雄性期には5本の雄しべは、葯の部分で合着し筒状になっている。   花粉は一旦この筒の中に放出される。  この時、雌しべはこの筒の中に収まっている。   下方の葯の先端に毛の束があり、昆虫がこの毛にふれると、筒から花粉が出て昆虫の体につく様になっている。   雌性期に入る時、花柱は伸びて花粉を押し出し、筒より突き出してくる。   その後、先が2つに分かれる。 分かれた又の間(柱頭)に花粉が付けば受粉がおこる。
美しいが、毒草としても知られ、全草に有毒なアルカロイド、ロベリンを含有する。   横溝正史の長編推理小説『悪魔の手毬唄』では「お庄屋殺し」の名で登場する。
分 類: キキョウ科ミゾカクシ属
学 名: Lobelia sessilifolia Lamb.
和 名: サワギキョウ (沢桔梗)
英 名: ---
原 産: ---
生活型: 多年草
RDB : ---
植栽場所:湿地園
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雄性期の花
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雌性期の花