レンゲツツジ (蓮華躑躅)
北海道西南部から本州、四国、九州に分布する1から2 mの落葉低木で、湿原や草地、明るい二次林などに自生する。
4月から6月、葉が開く頃にオレンジ色の花を咲かせる。   ツツジの花色は通常赤から紫であるが、レンゲツツジは黄からオレンジである。   黄花の物はキレンゲツツジ (Rhododendron japonicum f. flavum) と呼ぶ。   葉は4から8 cmで有毛である。
レンゲツツジは有毒植物で、全木にジテルペンのグラヤノトキシン(grayanotoxin)、ロドジャポニン(rhodjaponine)などを含む。   このため、花には蜜があるが、摂取するのは危険であり、外国産の蜂蜜で中毒例が報告されている。
レンゲツツジは牛馬にとって有毒植物であるため、放牧地で摂食されずに残り、大群落を形成する*ことがある。

注)
* 群馬県嬬恋村の西南端、湯の丸高原の"湯の丸レンゲツツジ群落"はその典型例である。   これは湯の丸山(2105 m)山腹の標高1700 m付近の高原に約60万株の大群落を形成しており、国指定天然記念物となっている。
また、日光国立公園の標高1000から1200 mに位置する八方ヶ原は、かつて軍馬牧場があり、群生が形成された。   現在、約20万株のレンゲツツジが群生している。   この他、山梨県甲州市、秩父山地の南端に位置する三窪高原(約1650 m)に10万株の群落が見られる。
分 類: ツツジ科ツツジ属
学 名: Rhododendron molle G. Don
和 名: レンゲツツジ (蓮華躑躅)
英 名: Japanese azalea
原 産: 日本、中国
生活型: 落葉低木
RDB : ---
植栽場所:ドングリ広場、ロックガーデン
renge-tsutsuji01 renge-tsutsuji02
renge-tsutsuji03 renge-tsutsuji04
renge-tsutsuji05 renge-tsutsuji06
富山県南砺市相倉の合掌造り集落で撮影した。  相倉は雪深いため、毎年秋には折れないよう雪囲いをし、丁寧に世話をされているそうである。