カクトラノオ
日本には大正時代に渡来した。  夏から秋にかけて、全国いたるところで、優しいピンクの花を咲かせている。
日本の気候によく合い、何もしなくても毎年花をつけるほど丈夫ある。   しばしば逸脱し野生化する。  地下茎*を縦横に伸ばして繁殖するが、地上茎はあまり分岐しない。   茎は断面が四角で節があり、直立してほとんど分枝しない。   茎の先端10から30 cmにわたって筒状の花をびっしりとつける。  花は下から上に咲き進み、四方に向かって規則正しく並ぶ。
花穂が長く、花がたくさん並んで尾のようになる時、しばしばそれを虎の尾に見立て"何とかのトラノオ**"と呼ぶが、本草は茎が角ばっていることから、カクトラノオと呼ばれる。   また花が美しいところからハナトラノオ(花虎の尾)とも呼ばれる。
一方、英名では、花穂の形を竜の頭に見立てFalse Dragonheadと呼ばれる。   また、花は、四角い茎に沿い、四方に向かって規則正しく並んで咲くことよりObedient Plantとも呼ばれる。
白や淡から濃ピンク、青みを帯びた紫色の花まで、多くの品種があり、草丈や開花期にも幅がある。

*  下茎はその形状から、横にはうものを根茎(rhizome)、塊状または球状のものを塊茎(tuber)、球茎(corm)、鱗片葉がつくものを鱗茎(bulb)などという。
** オカトラノオ(サクラソウ科)、ヌマトラノオ(サクラソウ科)、ヤマトラノオ(ゴマノハグサ科)、ルリトラノオ(ゴマノハグサ科)、イブキトラノオ(タデ科)、ミズトラノオ(シソ科)、トラノオ(竜舌蘭科)、ウミトラノオ(海草)等
分 類: シソ科ハナトラノオ属
学 名: Physostegia virginiana (L.) Benth.
和 名: カクトラノオ (角虎の尾)
英 名: Obedient Plant
原 産: 北アメリカ東部
生活型: 多年草
RDB : ---
植栽場所:宿根草園
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